良導絡

皮膚の各部の特に電流の流れる点があり、それが良導点といい、良導点は、それぞれ一定の型に沿って現れますが、その流れを良導絡といいます。
良導絡はそれぞれ内臓疾患と関連があり、健康人には不鮮明ですが、内臓疾患などがあると題著に現れます。このことを応用して、コンピューターで良導絡を設定し、診断分析を行い治療します。


 例として(サンプル) 

治療前                            治療後


治療前                            治療後


 <<症候情報>>
―F5(胆 経)抑↓―
 眼の疲れや、衰えを感じませんか。めまいやたちくらみを起こすことがあります。筋肉の力が低下しています。階段の昇降や歩行に足腰の衰えを感じます。
―H5(三焦経)興↑―
 小便や発汗の異常(多い 少ない)はありませんか。
 肩甲部や上肢に痛み・こりがあります。微熱や悪寒を感じます。
 皮膚や粘膜の異常に注意しましょう。めまいや耳なり・難聴がまれにあります。
―F4(膀胱経)興↑―
 首すじから背中への痛みや、腰痛はあります。神経痛や下肢の異常があらわれます。後頭部の痛み。鼻血。まれに眼の奥が痛く感じたり、涙腺の異常ができます。
―F6(胃 経)抑↓―
 便秘していませんか。食欲がなかったり、腹が鳴ることがあります。
 あくびがでたり、なんとなく「ゆううつ」な気分では。肩のこり。
 口唇がよく乾きます。 関節(特に膝)の異常。悪寒。 
―H3(心 経)抑↓―
 動悸(どうき)を感じませんか(特に階段の昇降などの運動時に多く、安静時には少ない)。
 まれに味覚異常や、舌の異常があります。


<<健康情報>>
 
<< 元 気 度 >> 代謝機能、基礎体力(抵抗体力)ともに低下しています。
          過労状態です。
  ☆休養必要です。栄養素とって基礎体力を高めることが肝要です。
<< ストレス度 >> 身体的バランス:良好です。
 
―F3(賢 経)抑↓―
 不安感が強く、おびえやすい。根気がない。
 落ち着きがない。
―F4(膀胱経)興↑―
 気を使うことが続いている。
 神経が張りつめていて、過敏に反応する。
―H6(大腸経)興↑―
 悩みがたまりやすい。
 抑圧された気持ちを言葉などで発散できづらい。
―F5(胆 経)抑↓―
 気が小さい。気疲れをする。
 眠りが浅く、熟睡できない。
―H2(心包経)抑↓―
 気疲れで頭がボーとしている。気を使い胸が痛い。
 眠りが浅く夢をよく見る。早く目が覚め、後眠れない。


 <<食養生>>
 
 筋肉はアミノ酸の結合によって出来ています。アミノ酸は20種類あり、その内の8つは人体で生成できず、食物として摂取しなくてはならず、必須アミノ酸といいます。
 ヒトの生命活動は、1番少ないアミノ酸の量に制限されます。
 筋肉の衰えや老化の予防にはタンパク質をとってください。
 大豆には良質の植物性タンパク質が多量に含まれていますが、加工製品ほど含有量も吸収率も高くなります。
 ユバや高野豆腐が特に優れています。イカもスルメにすると高蛋白となり、朝食に食べることを奨めます。
 筋肉疲労は、乳酸、尿酸が増えておこります。
 酢をとることで解消できます。特に米酢は3つの酵母が、作用して醸造される非常に効果の優れたものです。疲れや肩こりにお奨めします。
 
 骨そしょう症は女性に多く見られます。妊娠や出産によって多量にカルシウムが使われるからです。
 カルシウムは骨や歯を生成するもので、不足すると骨がもろくなり、骨そしょう症へと進みます。1日に必要なカルシウム量は600mgですが、妊婦は約2倍量必要です。女性は1日800mgはとりたいもの。血液・体液の酸塩基平衝(pH)を一定に調整するのにもカルシウムは必要で、甘味の強い清涼飲料水や肉食等の酸性度の
高いものを多くとる人はカルシウムが不足しないように摂取量に気をつけましょう。
 小魚や海草、乳製品にも多く含まれていますが、カルシウムの吸収にはビタミンDの助けが必要です。
 調理の際2つの栄養素を含む食材を一緒に調理するとよいでしょう。
 また、日光によく当たることも肝賢です。
 
 やたらとあくびがでたり、なんとなく気分が落ち込み、食欲もないときは、パントテン酸といわれるビタミンB5が有効です。脳の動きを活性化させ、ストレス解消に動く副賢の機能を高めます。また、神経ビタミンともいわれるB1も必要です。
 B1が不足すると、神経細胞の膜構造が変化し、精神的な障害が起こりやすくなります。
 B1は、疲労回復にも有効です。B12は、精神の安定と倦怠感の解消に有効です。
 B12は、神経細胞に多く含み、細胞膜の脂肪づくりに関与しています。
 豊富であれば精神能力も高まってきます。食欲不振にも効果的。
 
 
 <<参考>>
 ☆ビタミンDは、鰯、鰹、にしん、鮪等の背の青い魚、椎茸、煮干に多く含まれています。
 ☆ビタミンB1は、玄米、米ぬか、ぬか漬けやそばに含まれています。
 大豆、枝豆、きなこやピーナッツの豆類も大変有効です。
 ☆ビタミンB5はパントテン酸ともいい、体の色々なところで働いています。
 豚肉、牛レバー、魚、肉類、牛乳、大豆、エンドウ豆、ナッツ類に含まれています。
 ☆ビタミンB12は、レバーに多く含まれています。
 他に、牛・豚肉、ハマグリ、カキ、アサりの貝類、チーズ、卵にも多く含有しています。